●450 ゆく春 ゆくはる 〇みわたすやまやまわかばとかわりて

 表題:ゆく春
 読み:ゆくはる

 収録:(A)鈴蘭樂譜 29 成樂會 1927(S.2).5.20 ◎[A2-6] Copy=[P6]

 記譜:二部合唱(伴奏付き) ト長調 4/4

 インチピット:ド|ミファミシドレ|ミミ|ファソソミファミ|レ

 曲:トンプソン,H.S.(Thompson, H.S)(1924-?)[アメリカ]
 詞:犬童信蔵 ※1927(S.2)作詞


[詞] ※鈴蘭樂譜 29より

1.見渡す山々若葉とかはりて 雪かとまがひし其(その)花あとなし
  老いたる鶯木(こ)の間にさびしく かへらぬ春をば呼べどもかひなし
  あゝあゝゆく春 あゝあゝゆく春 我世の春をもかくてぞくれゆく

2.見渡す野べには若葉しげりて 雲かとながめし霞(かすみ)もあとなし
  川邊の青柳(あをやぎ)其手をさしのべ つれなくゆく春招けどかひなし
  あゝあゝゆく春 あゝあゝゆく春 わが世の春をもかくてぞくれゆく


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